2011年12月5日月曜日

VMware vSphere Hypervisor(VMware ESXi5.0)

Dell R310へESXi5.0をインストール。(以前インストールしたESXi4.1はこちらです)
管理はvSphere Clientで行います。
事前にVMwareにてESXi5.0のライセンスを取得しておきましょう。
https://www.vmware.com/jp/tryvmware/?p=free-esxi5&lp=default
メールアドレスの登録が必要になり登録後メールにて送られてきます。


インストールするハードウェア

  • 本 体:Dell PowerEdge R310
  • BIOS:1.6.4
  • CPU:Intel Xeon X3450 2.67GHz
  • メモリ:6GB(DDR3 RDIMM/1333MHz 1GB×6)
  • HDD:600GB 15,000RPM(6Gbps SAS)×1 RAIDなし
  • NIC:Broadcom NetXtreme 2 BCM5716 Gigabit×2
VMware ESXi5.0のダウンロード

Dellから提供されているカスタマイズされているESXi5.0を使用します。
ここからイメージファイルをダウンロードしてCDへ書き込みしておきます。
2011/12/5現在 VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64-Dell_Customized_RecoveryCD.iso


VMware ESXi5.0のインストール

事前にBIOSにて「Enable Intel Virtualization Technology」にチェックを入れておきます。またCDやDVDドライブから起動するようbootデバイスを調整しておきます。

ESXi5.0のメディアをセットしてR310を起動します。インストーラーが起動しますのでDell Customized ESXi-5.0.0-RTM-Standard Installerを指定してEnterを押します。

Enterを押して進めます。

ライセンスに同意します。

インストール先を指定します。

キーボードレイアウトの種類を指定します。

管理者(root)パスワードを設定します。

F11を押してインストールを開始します。

インストール完了後、メディアを抜いて再起動します。

NICも認識しており無事起動しました。

管理者(root)でログインします。

「Configure Management Network」を指定してDHCPから固定IPに変更する。固定IPにした方が管理上便利でしょう。


Yを押して変更の適用およびネットワークの再起動をします。


Configure Management Networkの中にある「Network Adapters」を指定して他のNICを使えるようにしましょう。(複数のNICが搭載されている場合)

管理しやすいようSSHを有効にします。「Troubleshooting Mode Options」の「Enable SSH」でEnterを押して「SSH is Enabled」になるようにします。尚、ESXi5.0から認証のデフォルトがキーボードインタラクティブに変更になりましたので注意が必要です。

WindowsPCからブラウザで設定したIPでアクセスします。Download vSphere Clientからクライアントをインストールします。

vSphere Clientを起動してログインします。※vSphere Client5.0から4.1へ操作も可能です。ただし一度4.1を入れてから5.0をインストールする必要があります。

セキュリティ警告では「無視」で構いません。

ログインされると「はじめに」が開きます。

ここまで約30分程度、とても簡単でした。
この後最低限、行っておきたいことは時間の構成と仮想スイッチの追加(NICが複数ある場合)です。

時間の構成
NTPサーバを利用して常時時刻を正確に保ちます。
構成タブ>ソフトウェア>時間の構成からプロパティを開きます。

プロパティを開いたらオプションを指定します。大幅にずれている場合はNTPサーバと同期ができませんので、ある程度合わせておきましょう。

全般にて起動ポリシーを変更しておきます。

NTP設定にてタイムサーバアドレスを追加をします。複数定義(2~3)しておいた方が安心です。

変更を適用するにはNTPサービスを再開にチェックを入れます。定期的に時刻をチェック


仮想スイッチの追加
構成タブ>ハードウェア>ネットワークからネットワークの追加を指定


接続タイプに仮想マシンを選択します。

未使用のネットワークアダプタを利用してスイッチを追加させます。

必要に応じてネットワークラベルを変更します。


物理NICごとにスイッチが作られました。現在、管理用IPが物理アダプタvmnic0に割り当てられています。


ライセンス機能
ライセンスキーを登録します
※様々な機能を試したい方は60日間有効の評価モードでも構いません。
構成タブ>ソフトウェア>ライセンス機能を編集します。

新規のライセンスキーを割り当てるを選択してキーを入力を押します。

取得したライセンスキーを入力します。ここではフリーライセンスを割り当てます。

Patchの適用
5.0に対するPatchが提供されているためここからダウンロードします。尚パッチ適用後は再起動が必要になる場合がありますので注意です。

注意!
ゲストOSの自動起動機能を使用する場合、Update01は適用してはいけません!
この機能が効かなくなります。


Patchは、ESXi500-201109001/ESXi500-201111001/ESXi500-201112001までがよいでしょう。


ダウンロードしたファイルをデータストアにアップします。
構成>ハードウェア>ストレージを開きデータストアを右クリックしてデータストアの参照を指定します。

どこに配置してもよいですが、私は新たにディレクトリを作成してそこにアップします。


作成したディレクトリ(Patchfile)へ移動してZipのままアップロードします。


patch適用前にメンテナンスモードにします。


SSHクライアントを用意します。
puttyの場合・・・キーボードインタラクティブ認証されるよう予め設定しておきます。


rootでログインします。



ではpatch適用させます。まず古い方から順に適用させます。

# esxcli▲software▲vib▲install▲-d▲/vmfs/volumes/datastore1/Patchfile/ESXi500-201109001.zip

Installation Result
   Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
   Reboot Required: true
   VIBs Installed: VMware_bootbank_esx-base_5.0.0-0.3.474610,
   VMware_locker_tools-light_5.0.0-0.3.474610
   VIBs Removed: VMware_bootbank_esx-base_5.0.0-0.0.469512,
   VMware_locker_tools-light_5.0.0-0.0.469512
   VIBs Skipped: VMware_bootbank_ata-pata-amd_0.3.10-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-atiixp_0.4.6-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-cmd64x_0.2.5-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-hpt3x2n_0.3.4-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-pdc2027x_1.0-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-serverworks_0.4.3-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-sil680_0.4.8-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ata-pata-via_0.3.3-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_block-cciss_3.6.14-10vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ehci-ehci-hcd_1.0-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_esx-tboot_5.0.0-0.0.469512,
   VMware_bootbank_ima-qla4xxx_2.01.07-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ipmi-ipmi-devintf_39.1-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ipmi-ipmi-msghandler_39.1-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ipmi-ipmi-si-drv_39.1-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_misc-cnic-register_1.1-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_misc-drivers_5.0.0-0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-be2net_4.0.88.0-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-bnx2_2.0.15g.v50.11-5vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-bnx2x_1.61.15.v50.1-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-cnic_1.10.2j.v50.7-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-e1000_8.0.3.1-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-e1000e_1.1.2-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-enic_1.4.2.15a-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-forcedeth_0.61-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-igb_2.1.11.1-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-ixgbe_2.0.84.8.2-10vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-nx-nic_4.0.557-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-r8168_8.013.00-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-r8169_6.011.00-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-s2io_2.1.4.13427-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-sky2_1.20-2vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_net-tg3_3.110h.v50.4-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_ohci-usb-ohci_1.0-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-ahci_3.0-6vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-ata-piix_2.12-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-sata-nv_3.5-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-sata-promise_2.12-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-sata-sil_2.3-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_sata-sata-svw_2.3-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-aacraid_1.1.5.1-9vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-adp94xx_1.0.8.12-6vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-aic79xx_3.1-5vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-bnx2i_1.9.1d.v50.1-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-fnic_1.5.0.3-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-hpsa_5.0.0-17vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-ips_7.12.05-4vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-lpfc820_8.2.2.1-18vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-megaraid-mbox_2.20.5.1-6vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-megaraid-sas_4.32-1vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-megaraid2_2.00.4-9vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-mpt2sas_06.00.00.00-5vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-mptsas_4.23.01.00-5vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-mptspi_4.23.01.00-5vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-qla2xxx_901.k1.1-14vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_scsi-qla4xxx_5.01.03.2-3vmw.500.0.0.469512,
   VMware_bootbank_uhci-usb-uhci_1.0-3vmw.500.0.0.469512


再起動させます。コマンドでrebootと打ってもOKです。

起動後同じ要領でESXi500-201111001、ESXi500-201112001を適用します。
それぞれ適用直後再起動させましょう。

ESXi500-201112001まで適用


SSHクライアントにてCtrl+Dでログアウトすることができます。

パッチ適用が終了したら再起動後メンテナンスモードを解除します。

ご参考までに・・・5.0に関するドキュメントは以下のサイトで公開されています。

http://pubs.vmware.com/vsphere-50/index.jsp


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