2014年4月22日火曜日

FortiAP 221B 実験用として購入してみた。

FortiOS 4.0 MR3以上を搭載したFortiGateをコントローラとして使用する無線LANアクセスポイントFortiAP-221B

IEEE 802.11 a/b/g/nに準拠しており、2.4GHz b/g/n と 5GHz a/nの両帯域で動作し 2x2 MIMOにより最大600Mbpsを提供することができる。

PoEに対応しているため対応HUBに接続するだけで通電できる。PoE対応HUBがなければ別途ACアダプタを購入することになる。

詳しい仕様についてはFORTINET社の紹介ページを参照してください。






天井や壁、Tレールに設置することができる金具が付属


PoEに対応しているハブがあればLANケールで電源供給が可能
対応ハブがないときは別途ACアダプタを購入


見た目は非常にシンプル

FortiAPをLANに接続します(DHCPでIP割り振り)。
DHCPがない場合はデフォルトでは192.168.1.2/24となるため手動で管理IPを設定する。
ブラウザ経由でログインしてadmin(管理者)パスワードを設定しておこう。

では管理するFortiGate側からFortiAPの設定を行います。尚、管理するFortiGateは110Cでファームウェアはv4.0 MR3 Patch15です。

尚、コントローラとなるFortiGate110CはNATモードで運用されています。

無線帯域を日本に合わせますが、ワイヤレスコントローラ>管理アクセスポイント>カスタムAPファイルに既に何か存在する場合は一度すべて削除する必要があります。

CLIコンソールで以下のコマンドを実行します。
# config wireless-controller setting
# set country JP
# end

これを設定しないと日本国内では違法となる電波を発信してしまうため必ず正しく設定します。


簡単なネット構成の確認

既存社内LAN:10.1.0.0/255.255.0.0(switch/internal)

SSIDは2つ用意する。

・ネット許可+社内LANアクセス可能+端末同士の通信許可:fgt_intra_nomap
・ネット許可+社内LANアクセス不可+端末同士の通信不可:fgt_public_nomap
それぞれ同時接続数は制限しない

無線タイプ:802.11n 5GHzと2.4GHz
セキュリティ:WPA/WPA2-PSK
暗号化:AES

AP経由の端末(DHCP割り当て)
 fgt_intra_nomap:192.168.50.0/24
 fgt_public_nomap:192.168.60.0/24

SSIDを作成する

ワイヤレスコントローラ>ワイヤレスネットワーク>SSID>新規作成

インターフェース名:wifi_intraおよびwifi_public
IP/ネットマスク:端末側でのGWとなる
DHCPサーバの有効:チェックON
デフォルトゲートウェイ:インターフェースのIPと同じ
DNSサーバ:システムDNSと同じ(社内のDNS参照させるときは指定)

インターフェース名はシステム>ネットワーク>インターフェースへ同時に登録されます。
DHCPサーバーはシステム>ネットワーク>DHCPサーバーへ同時に登録されます。

fgt_intra_nomap(社内LAN OK)

fgt_public_nomap(社内LAN NG)

無線設定

ワイヤレスコントローラ>管理アクセスポイント>カスタムAPプロファイル>新規作成

※20/40 MHzチャンネル帯域チェックONで通信速度を上げることができるが他の5GHz機器と干渉する可能性がある場合は使用しない方がいい

802.11na_5G
802.11ng_204G

FortiAPの設定

ワイヤレスコントローラ>管理アクセスポイント>管理FortiAP

LAN接続されているFortiAPが一覧に出てきているので編集します。



承認します
プロファイルの割り当て

通信ポリシー


●SSID fgt_public_nomap接続した端末はインターネットのみアクセス可能

端末から外部へ
wifi_public→wan1(external)

NAT有効化を忘れずに
必要に応じてUTMを設定

●SSID fgt_intra_nomapに接続した端末はインターネットおよび社内LANへのアクセス可能

端末から外部へ
wifi_intra→wan1(external)

NAT有効化を忘れずに
必要に応じてUTMを設定
端末から社内LANへ
wifi_intra→switch(internal)


社内LANから端末へ
switch(internal)→wifi_intra



設定は以上

他のAPなどの影響により通信が不安定なときはチャンネルを変えてみるとよい。


2014年4月2日水曜日

Buffalo TeraStation E08のエラー

NASをセットアップして梱包後お客様のところへ送ったが、お客様よりエラーが発生して起動できませんと連絡が・・・


お客様に状況を確認してみると

「正面パネルにUSB Boot System not found E08と表示されています」

あれっ?

本体の背面にあるBOOTスイッチを確認してもらったところセットアップ時はHDDだったのにUSB側になっている。



箱から取り出すときに触ってしまったのだろう・・・

スイッチをHDD側にして解決です。
 

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