2009年3月10日火曜日

Hyper-VにCentOS5をインストール

 
ホストPC
●CPU:インテルXeonプロセッサ E5405
●チップセット:インテル 5000X
●メモリ:8GB
●HDD:500GB 7,200RPM (SAS HDD/3.5インチ) x2
●NIC:Broadcom BCM5708C NetXtremeⅡ GigE ×2
●OS:Windows Server 2008 Standard Edition 日本語版

ゲストPC
●CentOS 5.2 x86
●サーバ用途(Web,DBなど)X-Windowは入れない

1.事前準備
 
 ・外部と通信ができる仮想ネットワークの作成しておきます。
  このホストPCには2つの物理NICがあるためその1つをホストOS用、もう1つを仮想OS用にしました。
  ※以下のCentOS、Windows仮想マシンのネットワークは同一セグメントと仮定します。
 

 
 ・OSはネットワーク経由でインストールしますのでネットワークインストール用のイメージファイルを
  ダウンロードしておきます。
   ※http://ftp2.riken.jp/Linux/centos/5/os/i386/images/boot.iso
 
2.仮想マシンの作成

 ・仮想マシンの新規作成ウィザードの実行します。
 ・仮想マシン名を決定します。 ※可能ならば配置場所は独立したドライブがよい
 ・メモリを割り当てます。 ※後で変更が可能
 ・ネットワークの構成は「接続しない」を選択します。 ※後ほど設定
 ・仮想ハードディスクを作成します。
 ・インストールオプションは「後でオペレーティングシステムをインストールする」を選択します。

 これで仮想マシン(空状態)ができあがります。
 
3.仮想マシン設定
 
 ・仮想マシンリストから作成した仮想マシンを右クリックして「設定」を選択します。
 ・「ハードウェアの追加」から「レガシネットワークアダプタ」を指定して追加します。
 ・準備で作成した仮想ネットワークを指定します。
 
4.OSインストールの準備
 
 ・仮想マシンリストから作成した仮想マシンを右クリックして「接続」を選択します。※起動はしない
 ・メニューからメディア>DVDドライブ>ディスクの挿入を選択します。
 ・準備でダウンロードしたboot.isoを指定します。
 ・仮想マシンを起動させるとCentOSの開始画面が表示されます。

5.インストールの開始(簡単に説明)
 
 ・テキストインストールをしますので「linux text」と入力します。
 ・インストール言語は「English」を指定します。
 ・キーボードは「jp106」を指定します。
 ・インストール方法「HTTP」を指定します。
  なぜかFTPで行うとモジュール読み込みでエラーになるので・・・
 ・ネットワーク「IPv4」で「マニュアル設定」にします。またIPv6は無効にします。
 ・ご自分のネットワークに合わせて各アドレスを指定します。
 ・Webサイトを指定します。
  Web site name:ftp2.riken.jp
  CentOS directory:/Linux/centos/5/os/i386
 ・ネットワーク構成とサイトおよびサイトパスが正しければ「Welcome to CentOS!」と表示されます。
 ・データを消去しますよという警告です。
 ・すべてのパーティションを削除して作り直す。
 ・すべてのデータが削除されますがいいですかという警告です。
 ・パーティションの設定を行う場合は「Yes」自動設定する場合は「No」
  ここでは「No」を指定します。
 ・ネットワークインターフェースの設定する場合は「Yes」しない場合は「No」
  ここでは「No」を指定します。
 ・ゲートウェイやDNSを指定します。
 ・ホスト名を適当に決めます。
 ・タイムゾーンを指定します。「System clock uses UTC」のチェックを外し、Asia/Tokyoを指定します。
 ・rootのパスワードを設定します。
 ・パッケージを選択します。すべてのチェックを外し「Customize software selection」にチェックを入れます。
  サーバ用途して使うためグループパッケージ群では余計なものは入れずに「Base」のみチェックを入れます。
  ※必要なものはOSインストール後に足していきます。
 ・インストール準備が整うと始めてもいいですかとなりますので「OK」で開始します。
 ・ドライブからboot.isoを取り出して再起動します。
 ・再起動中にセットアップエージェントが起動します。ここではFirewallのみ設定します。
  「Security Level」「SELinux」を共にDisabledにします。
 
 これでOSのインストールは完了です。
 
 ですが・・・ネットワークやチップセット等がレガシーモードのままなのでパフォーマンス的によくない。
 そこでパフォーマンス向上のためHyper-VのVMBusを使えるようにLinux用の統合サービス
 Linux Integration Components(LinuxIC)を適用してみたいと思います。
 詳細については追って公開しようと思います。
 ※現段階ではLinuxICはBata版となっているためmicrosoft connectから取得する必要がある。
 

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